1869(明治2)年
明治政府が蝦夷地を「北海道」と
改め十勝国を設置した
1894(明治27)年
河西外二郡各村戸長役場開庁
1899(明治32)年
釧路区裁判所帯広出張所開庁
1907(明治40)年
帯広・旭川間鉄道開通
1912(明治45)年
明治天皇の崩御
1896(明治29)年、初代帯広小学校(当時の帯広尋常小学校)が西1条南7丁目に設置されました。当時は通学路が整備されておらず、校門の前が草むらになっていることが分かります(写真上段)。1899(明治32)年には、西1条通りが道路として整備され、学校に通う児童も少しずつ増えてきました(写真下段)。
開拓時代は子どもも貴重な働き手であり、学校を休む児童も多くいました。そんな中、初代校長である本間勘四郎先生は、「授業も大事である。学令に達した子どもをいつまでも野良に出しておくのは問題だ」と熱心に父母の説得に当たったと伝えられています。当初の児童は38名でしたが、10年後の1906(明治39)年には635名にまで増加し、その後も増加の一途をたどります。そして、1921(大正10)年には、児童数が1,600名を超え、柏小学校が市内で2校目に開校しました。